ゼロ・ダーク・サーティという映画を見た

日曜日のお昼に「ゼロ・ダーク・サーティ」という映画をみた。
オサマ・ビンラディン殺害までのCIAの動きを、一人の女性を軸に描いた作品だ。
 
★公式サイトhttp://zdt.gaga.ne.jp/

善悪ではなく、それは当然のように

ビンラディン殺害は、アメリカが国家として命令している。
それが正しいとか、悪いとかそういう問題ではなく9.11の報復として当然のことのように描かれている。日本では考えられないようなことが、アメリカでは当然のように国家として行っている。
 
派手な演出でテロを示すのではなく、淡々とドキュメントを見ているようだった。
しかしそれでは映画にならないので、1人の女性分析官が数年をかけて追いかけるドラマになっている。捕虜の拷問に立ち会い、ボロボロになりながら、同僚も失い、それでも執念でビンラディンを追いかけていく。これは事実に基づいているとされているが、その真実は国家機密で登場人物も架空ではないかという話もあるが定かではない。

手段を選ばずに相手を追いかける

アメリカの凄いところは、良いとか悪いとか抜きに手段を選ばないところが凄い。
他国で勝手に軍事活動、諜報などを行い標的を殺害する。
こんな国は世界中でもアメリカしかない。
 
それが正しいとは思わないが、ここまで出来るアメリカは凄いし、怖い。
映画のようだが、実際に同じことを行っているのだ。
日本とは別世界の次元のお話のようだし、それを支える軍事力と兵隊がいる。
そう考えると、竹島や尖閣であーだこーだと言っている日本とか、韓国とかの話が子供の喧嘩みたいに見えてくる。アメリカは自国の利益のためなら、原爆を作り、世界最強の組織を作り、最強の技術を創造するのだ。正しいとか悪いではなくて、国益と国家の威信を優先している。
 
派手な映画ではないけど、よく出来た映画であるとは思う。
ドキュメントとドラマのバランスが良かったのことも良い演出だっった。
恋愛とはなく、ただただテロリストを追いかける女性の生き様を追いかける感じです。
そんな感想を持ちました。

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