物語作りの練習始めました

short-story
試しに、短い物語を書いてみる。
打合せを終えた男の話。
仕事は、建築設計をしているようです。

001.打合せの穴埋めカフェ

打合せが終わって、カフェで休んでいる。
今日は打合せに1人で行った。
所長や上司は、他の物件の現場でいない。
いつものアイスカフェモカと、タバコで気を落ち着かせている。
 
今日の打合せは、なんとも情けないもので、頭を冷やしたくなる感じだった。内容はといえば、基本設計もほとんど決めるつもりで、平面図と立面図を持っていったのに、ちゃぶ台返しを喰らったてこと。今まで来なかった会長が突然会議室に現れて、あれやこれや変えてしまった。担当のマネージャーも、それを見て「それいいですね」だって。
 
もう呆れたのと、そこを曖昧にしていた甘さが後悔になってもやもやしている。
こういうときはまっすぐ事務所に帰りたくないので、会社の近くのカフェに寄ることが多い。
大きな窓から見える空は、今のもやもやみたいにどよーんと曇っている。
ついでに自分の会社が入っているビルまで見えて、ばつが悪い。
 
結局プランというものは、最後に決める人がいるんだから、そこの確認は必要なんだ。
もしくは、その人が見ても良いと言われる説得力なんだよなー。
と、何度も考えたような結論が見えてきてしまった。なんだかなぁ。
 
どうどう巡りになりそうなので、そそくさとカフェを出る。
カフェのソファもふかふかの1人用だから、ついつい考えこんでしまうのだ。
カフェから事務所まで5は分くらいで、もやもや考えているうちに事務所へ着いてしまった。
もっと遠いカフェにしたほうが良いのかな。

短編集も良いかもね

練習なので、こんな感じにしてみました。
あるあるネタですけど、空間を感じるような、想像出来るような文章にしたいなと思いました。
短い文章で会社とカフェの距離感的なものを、感覚で感じることが出来たらいいなと。
 

逆にこれくらいのほうが、気軽に書けて良いかもしれません。
30秒のCMみたいな短篇を少しずつ貯めていく感じ。
いろいろ書いてみたいです。

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