退屈を研究する旅へ

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さてさて、退屈を持て余しているようになってしまった原因を究明する旅に出ましょうか。これを考えるにはさまざまな視点を検証する必要があって、もはや旅なのです。長い長い旅になりそうです。

いろいろな記憶が整理されずに山積みに

もう30代も半ばになって、それなりに人生も長くなってきました。
すでに若者ではなく、青春も過去のものです。
日々の仕事に追われ、気がつけば季節は過ぎていく。
あっという間に誕生日がやって来て年末になってしまいます。
 
そんな繰り返しで、新鮮な気持ちもなくなっている。
そう私たちの記憶は、もうかなりの情報を持ち、そして整理されないまま繰り返しの更新になっている。だから飽きてしまって、退屈なのかもしれません。整理されないままの記憶は、どんどん片隅に山積みにされています。目の前のことをこなすので精一杯な日々、だけどそれは山積みの記憶を使い回すだけの日々。どこかで見たような世界の連続で、延長線上に並ぶ予定調和。
退屈ですよね・・・。
 
ここだけの話で、いろいろ整理してみましょうか。
ここだけの話だけど、読んでいる人だけでも楽しめればと思います。

1999年が区切り

自分の歴史は、1999年に大学へ入学してからと、する前が大きな区切りかなーと思っています。大学までは地元しか知らないけど、大学でいろんな世界を知って、出会う訳ですからね。そしてデザインを学び、今に至るのですから。やっぱり大学が人生の大きな分岐点だと思いますね。
 
だからその分岐点をスタートにして、旅を始めようと思います。
まずは1999年以前の話からしましょうか、高校生までですね。
 
青春のど真ん中は90年代で、バブルも終ってなんだか暗い時代でした。
でもそんなのは大人の世界で、まだまだ華やかな世界もありましたよね。

90年代とは

基本的に価値観の転換が、いろんな場所で始まった時代だと思います。
80年代の世界は、さまざまな点で崩壊していきました。
変化はいつの時代もありますが、中学、高校生なのでそれが初めて自分で知る世界だったとも言えます。80年代は、まだ小さくて受け身のままだったし、世界のことまで意識が向かない時代。学校と、地域と、家が世界の大きさだったのです。それがもう少し大きくなって、世の中や、音楽、映画、ファッションへと目覚めていく時代です。そして思春期の葛藤もあって退屈という前に、自分を作っていく準備をしてるという感じです。
 
99年を起点にして、過去と現在、未来を考える連載を始めようと思います。

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