一連のSMAP騒動を見ていてて、いくつか感じることがあったので感想を書こうと思う。
子供に会社を任せる
そもそもこれは、副社長であるメリー喜多川氏による独断から始まったようである。
会社としてではなく、娘と、やり手マネージャーの争いなのだ。
そのやり手マネージャーであるSMAPの飯島氏が邪魔であり、飯島氏にとってもジャニーズでの活動に限界があったということである。
そしてその確執の根っこには、娘である藤島ジュリー景子副社長のライバルだったということ。
だから、完全に事務所内部の権力闘争であったことがわかる。
ドラマ顔負けの、どえらい話だったのだ。
しかも今回の騒動には、各業界人大物、政財界も動いているらしい。
なんだか芸能界というより、日本の暗部を想像させる怖い話である。
そもそもジャニーズほどの大きな会社で、メリー喜多川氏ほどの高齢の人間が役員なのも時代錯誤だし、娘へ世襲させるというワンマンを行うのもおかしい。さらに言えば、それに巻き込まれたスマップがテレビで謝罪するなど言語道断だと思う。ファンの気持ちを完全に踏みにじり、グループを分裂させてしまったのだ。
会社としてのマネジメントが完全に破綻しているし、多くの人間の笑顔を奪い、傷つけたのだ。
娘可愛さに会社の屋台骨の人材を傷つけるとは、独裁にもほどがある。
ジャニーズはスマップによって復活した
そもそもSMAPが成功しなければ、今日のジャニーズの姿は変わっていたかもしれない。
光ゲンジが衰退し、男闘呼組や忍者もぱっしなかった90年代前半。
SMAPも売れていなく、大阪のバラエティに出たりしていたのだ。
そこから少しずつ力をつけて、夢がモリモリでだいぶメジャーになった。
キムタクもドラマで存在感を出し始め、スマスマで人気を爆発させた。
バラエティ、歌、ドラマというジャニーズ方式は、そのあたりで確立された。
しかし、それを完全に踏襲するのはKinKi Kidsまで待たないといけない。
そこらへんで完全にジャニーズが爆発することになる。
しかし、90年代前半の氷河期に、もう一度ジャニーズを作り、30代を超えてなお
前線にいるのはスマップのみである。
2015年のトリを飾った近藤真彦、少年隊の錦織などは過去の栄光で飯を食っているにすぎない。
他のグループも、スマップの功績を考えたら対抗出来るのは嵐ぐらいだ。
20年間も前線に立ち続けたスマップ、それを支えた中居くんには足元にも及ばない。
謝罪は必要ない
仮に木村さん以外の4人が悪いとしても、社内ですましてもいい話だった。
もしくは会社として記者会見をして、スマップを同席させ事情を説明すべきだったのだ。
あんな葬式のような、公開処刑のような生放送はすべきではなかった。
ファンは謝罪ではなく「解散しません。5人でもう一度協力して頑張ります」でよかった。
立ち位置を変えたりすることはなかったのだ。いつも通りで良かった。
今回の騒動、あの生放送がなぜ問題視されるかということを理解していない。
- 謝罪を望んでいないのに、されても逆に誰にしているかということになる
- 事情が憶測でしかなく、説明がないのでさらに憶測が膨らむ
- 派閥抗争に負けた4人の罰にしか見えない
- 権力者に屈して屈辱を受けるというのは日本人がもっとも嫌う
- 輪を乱しているとされる木村拓也さんが真ん中では、さらに恨みを買う
- 黒がさらに事情を悪いイメージに変えてしまう
- 中居くんが下手で、発言が少ないのでは公開処刑にしか見えない
- 世襲の犠牲という構図は、犠牲者に同情が集まるのは当然のこと
というように、多くの日本人は4人の悲壮な顔を見ては納得、安心など不可能なのだ。
さらにマスコミ、芸能界がジャニーズの理不尽に支配されるという構図が広まる限り、イメージの悪化は避けられず、他のグループにも波及するだろう。今後のスマップの活動は、今回のことをフィルターとして見られる。
ネットではメリー、ジュリーさんが悪とされ、事あるごとに批判の対象になる。
実際は飯島氏も、かなり横暴があったというのは噂であるけど、今回の件では事務所サイドのほうが叩かれる構図である。最終的に誰も得はせず、大きな損失になったのは間違いない。
ファンが振り回され、心の傷を受けたというのがいちばんの損失になりそうな気がする。
そして権力構造への疑問は、今回の件でさらに大きくなったはずだ。
この問題は根っこの深い話になりそうというのが感想です。