設計経営課題 #1

設計経営課題の話の初回です。
※序文は0カウント←どうでも良い(笑)

戦略が甘いという話をしましたが、原因としては戦後からバブルまでに成立したスタイルに固執している。
というのが要因のひとつ、ことを指摘しました。この話だけでも、まだまだ書けますが、それは小出しにしたい。

そりゃプロじやないもん

それよりも、なぜ、過去のスタイルに固執するかというと設計事務所、特に組織ではない会社は個人経営が主流という事を指摘したいです。
これは、建築に限らずですが、個人の場合にもともと設計(現場上がり)の人が独立、出世して経営しています。
その場合に、技術職の人がそのまま経営するのですが、ここに問題があります。現場担当経験=経営能力ではないからです。
このことは、本に書いてたよ。っていうくらい、まぁ普通の話なんだろうなと思うけど、まぁ技術職あるあるですね。そうやって経営者になって、いざ経営するけどうまくいかなくなる。だって経営は、経営の技術があるもん。

いや、それでも成功してるデザイナーもいるじゃないか!という人。
違うねん。それはかなり技術力が高いだけだし、頭良いからとか、コネがとかやねん。その成功に隠れて、膨大な脱落者と、失敗があるねん。ってことじゃないですか。

そもそも資料が乏しい

あと問題のもう一つの側面で、そういう業界の慣習の放置、経営のプロがいない、いても焦点を当てられないという状況から、経営に関して最適化されないという問題があります。
建築の経営は、建築ジャーナル、建築知識に掲載されたりしますが、内容はイマイチです。そりゃ建築雑誌の編集も、経営には知識が浅いからじゃないでしょうか?

なので、必然的に請負業である建築設計において経営を間違えると、クライアントが強い立場になり、主従関係へと陥るのです。
お金を払って側が強くなるのは、簡単という必然です。だって交渉カードなんですから、持ってる方が強く出るのは簡単でしょう。

背景

このように、物事はさまざな状況が潜んでいますね。膨大な事象が、複雑に絡まっています。
しかしながら、それを一般論で適当にしては、分析が出来ません。そもそもですが、一般論で、わかったつもりになっている事が問題なのではないでしょうか?
小さな事も含めて、分析したおすのが今回の趣旨です(笑)

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