つぶつぶ「正義と誘導」

ここ最近ずっと、保守界隈のTwitterを見てます。そこで見えるものは、いかに正義が難しいかですね。

脅威を作るのは、どこも同じ

よく言う、右か左かの違いってなにかと言われれば「敵」が違うって言うのが、いちばん大きい気がしてきました。

左の敵は、ブルジョワ(富裕層)だったり、世襲的な権力だったり、政府側だったりします。右は、共産主義とかの左翼だったり、テロリストです。

敵を作って煽る手法

どちらの勢力も、敵がある。左は右翼と政府で右は中国と左翼。たちが悪いのは、敵の脅威を煽り、味方にリーダーを作って奉る事がやばい。そういう意味では、そういうタイプは同じムジナである。

ただ、これは古来よりある支配のやり方。別にヒトラーの専売特許ではない。何かと言うとナチスを持ち出すのは、無知の証拠である。例を上げれば、キリスト教の歴史や、共産主義国、戦中の鬼畜米英とか、沢山ある。

無知と妄想族

イスラム国やコロナや、アメリカ大統領選挙でわかったことは、人類の多くの人は何も進歩してないというか、中世の十字軍や、植民地主義や、ファシストや共産主義の時代と変わらないということた。

あきらかにおかしいことを、根拠ではなく自分の信じる正義の中で妄想に浸る妄想族である。そして、その中でも妄想原理主義者はかなりの数いるし、その中でもエリートは存在する。

大統領選挙では、妄想族のエリートは大統領就任式の朝までトランプが大統領に返り咲くことを望んでいた。それが軍事行動を伴っても構わないという。であるならば、ナチスも226事件も正義である。アメリカのベトナム戦争も、イラク侵攻だって正義である。

それらは一定の勢力には、正義であり、望むべき世界の実現に変わりないからである。

例えば、狂気のポル・ポトであっても、毛沢東の文化大革命でも成し遂げられれば、ある一定の勢力は満足していただろう。トランプが軍事を起こして軍事政権を作るのを了承するのは、同様の思考だからだ。

それをTwitterで公言した、百田尚樹氏は危険思想と言われても文句は言えない。暴力で正義を肯定する行為は、ほとんど同じ思想である。もっと酷いのは、その百田尚樹氏を信奉する人達である。

彼らは正義のためなら、批判している相手よりも酷い軍事政権の話を聞いても、保守だと勘違いしてるし、正義だと思っている。

それは保守ではなく、革命思想であり、保守の対局にあるものであり、危険思想ではないでしょうか。

この界隈は、日本に少なくとも数十万人いて、先鋭化されているのも数万人いるはず。それだけいれば、今後も生き残るし、違うことで息を吹き返すのは目に見えていいますね。

なんと恐ろしいというか、愚かな話かと思います。繰り返しになりますが、バイデンの大統領就任式の前日に、正義のためなら軍事政権でもトランプになって欲しいという知識人と、それを支持する人が正義を語り合っているのですよ?

仮に選挙が不正であっても、中国やロシアの工作があっても軍事政権を是とする理由にはならない。それが正義なら、近代の帝国主義時代に戻れば良いのだから。

一方でバイデンの支持者の中にも、暴力的な極左集団がいて正義のためにと、暴徒になっている連中もいます。

もはや右左ではなく、暴力や妄想を肯定する勢力と、民主主義の中でより良くしていくことを望んでいる人たちとの、リアルな戦いだと思います。

これは、ほんとに漫画にしたい題材ですね。ヒトラーに惚れた女とか、子供十字軍とかめちゃくちゃ描きたいです。

無知が故に、正義を信じるがあまりに、目の前のことが見えなくなり、過ちに手を染める。という歴史の愚を繰り返していく可能性は、かなりあると思います。

ある意味で、すごく妄想が捗ります(笑)この件は、今後も書いていきます。

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