ジャンプは桃太郎

結局ジャンプって桃太郎が王道パターンと思う話。

悪者退治

桃太郎は猿と鳥と犬をお供に鬼退治に出かけます。それで、財宝を持ち帰りめでたしめでたしなのですが、ドラゴンボール、ワンピース、鬼滅の刃とジャンプを代表する物語は、基本的に同じ流れなのです。

悪者がいて、仲間と共に立ち向かうという構図。このパターンが王道な構成で、あとは成長するとか、特殊技能とか設定を盛るのです。基本的にこの流れは、ほぼ変わりません。

ガンダムのアムロも・・・

あと、ガンダムのアムロ、ホワイトベース隊にも通じるところがあって、何故か国の命運を少数の少年少女が救うという話ですね。これは、ジャンヌ・ダルクにも通じます。

ジャンヌ・ダルクは神の啓示を受けたとされ、不利だった戦局を一人で変えてしまった英雄です。悲惨な最後を迎えますが、戦局を変えるほどの影響がある点で共通しています。

同じくアムロたちも、少年少女で結成された遊軍として、各地を戦い抜きます。後半では、超大型破壊兵器を撃破していき、確実に戦局に影響を与えています。

この流れはほとんど同じ流れで、多くの作品に受け継がれています。英雄と仲間が世界を救うというのは、王道中の王道です。

孫悟空、ルフィ、炭治郎は桃太郎です。強い強い桃太郎で、仲間とともに鬼と戦っているのてす。そして世界を1人で背負って、仲間とともに救うのです。

共通するモブの軽さ

基本的に他の人は何しとんねんじゃないですか、とにかくモブがすごい存在薄いんです。やはり英雄に目が行きがちですが、いちばん濃いのはモブだなと。

基本的にモブとは、登場人物以外の人達です。一般人であり、政府の人間だったり。ただ殺されるだけ、兵隊として、傍観者として描かれるモブたち。

ガンダムでは、ある程度政府が関与したり、民衆の描写は出ますが、浅い。ほんとに浅いです。簡単に煽動され、洗脳され、戦場で消費されます。

グランド・セフト・オートは最低

グランド・セフト・オートというゲームがあり、大変人気で、オープンワールドというジャンルを夜に広めたゲームです。ようするに、世界をまるまる再現して、好きな場所に好きなように行けて、朝昼晩と時間が過ぎる。まさに、オープンな世界をコンピューターゲームに再現する技術です。

そこでは、一般人が普通にあるいているのですが、殴ったり殺したり出来るのです。モブはまさに人権がなく、ゲームのオプジェクトとして存在しています。

個人的にはパンドラの箱だなと思います。人を物のように扱うことに違和感をなくしてしまうのですから。

少なくともゲームに影響される子供はいるでしょう。銃乱射事件や、通り魔事件のような無差別殺人を見ると、ゲームの命の軽さを思い出します。

英雄譚じゃなくて

もし自分が書くなら、単なる英雄譚は違うなと。ちゃんとした世界観の中で、モブにも焦点を当ててたいですね。というか、関心があります。

  • 政府の政治体制は?単なる王様ごっこじゃなくて。ちゃんとした政府の構成を知りたい。
  • 民衆側にもいろんな立場がある。富裕層、メディア、宗教家、商人、農民などなど。
  • 戦いには賛否あるけど、普通に生きてる人たちもたくさんいる。
  • モブに焦点を

というような事が興味あるので、今後は数回にわたり、物語の構造などの研究を進めていきたいです。今回は、ジャンプは桃太郎が王道説でした。

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