この国は残業に甘すぎる。
そしてクリエイター業界になれば、もう当然のことのようである。
1日8時間、1周間で40時間以上の勤務を「少ない」というのは、そもそもおかしいことなのである。残業することが成果につながるのであれば、それも正義みたいな話がどうにもこうにも蔓延するのは、この国の伝統みたいになっている。
なぜにそういうことになったのかは、おそらく過去の成功体験と、この国の歴史がそうさせている。
戦後の復興や、古き良き日本。
残業をして、歯を食いしばって家族を食わせてきた。
みたいな?
海外での労働時間が短くなる要因は、そもそも価値観が違うという話が一般的。家族との団欒、プライベートの時間を大切にする、食事の時間を大切にするなど・・・・・・。
って、そいうことなのよ。
家族を犠牲に、自分の時間を犠牲にするのがおかしくない。
どうにか残業をへらして、その時間を確保しようとしない。
そうやって、犠牲にしながら仕事することが当然と思ってる。
もしや、それに美学というか、それを男の仕事みたいな。
たぶん、そんなことないとか、仕方がないとか言い訳するんですよ。
でも、それって言い訳なんですよね。
そんなの仕事じゃないし、正常じゃないのに。
しかも、たまにそうなる、ある時期そうなるとかなら納得できる。
いろんな物件が重なってとか、緊急の対応でとか。
大きな勝負物件でそうなるとか・・・・。
まったく残業しないということではない、するときもあるという話。
しかし、最初のことを言うような人は常に残業してる。
残業しなくても良いような仕事でも残業してる。
それはもう年がら年中、事務所にいるときは残業あたり前みたいな・・・。
- 残業がやむえない、どうしても今日中に
- 通常時にも増して仕事が増えた
- イレギュラーな状況に対する対処
という、もうどうしようもない状況の”非常事態”が残業であるべきなのだ。
それを”通常運転”が残業でこなすような事が、なにも感じないのはおかしい。
そんな仕事しかできない=そんなもんでしかない。
という、悲しい結果なのだろうと思います。
加えて、家族や、自分のことをあまりに軽視しているということ。
それも普通じゃないし、そんな人間なのです。
今までそうやって仕事してきたけど、今年を節目にして変えていきたい。
残業は非常事態で、それを軽視する価値観には違和感を持っているのが正解。